「モリンガの効能・効果」一覧

東洋医学の基礎

東洋医学（漢方等）の基礎となったと言われる、インド世界最古の伝統医学「アーユルヴェーダ」は約5000年前に確立化され、現在、エステやアロマサロンでも応用されています。
サンスクリット語で、アーユス（生命・寿命・生存）とヴェーダ（真理・正しい知識）の二つの言葉から、「生命の科学」や「生活の知恵」というような意味となり、「ココロもカラダも健康に生活できる為の智恵」と捉える事ができます。
モリンガはアーユルヴェーダでも有益な植物のひとつとされ、「300の病気を予防する」と明記されています。
その為、インドではお茶やカレー香辛料、缶詰等で日常的に食べられ、民間療法でも利用されてきました。

モリンガの栄養素

モリンガは一般栄養素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノール等90種類以上の栄養素が、鞘や葉は勿論、茎、根、花、種に至るまで豊富に含まれる、特に栄養価の高い可食植物だと言う事がわかっています。
そして、特筆すべきは破格のアミノ酸（BCAA、ギャバ等）、ファイトケミカル（ポリフェノール等）、食物繊維の含有量です。

食物繊維はホウレン草の6倍
鉄はホウレン草の30倍
カルシウムは牛乳の20倍
ビタミンAは柿の40倍
ビタミンB1は豚肉の4倍
ビタミンCはリンゴの50倍
葉酸はカボチャの25倍

アミノ酸

モリンガには18種類の必須アミノ酸および非必須アミノ酸がバランス良く、100g中に23gと米酢の97倍も含まれています。
中でも、最近注目されているBCAAやギャバが豊富に含まれている事も特徴です。
生きて腸まで届くアミノ酸は、美容や健康・心身のリラックスと共に高いダイエット効果が期待できます。

BCAA

BCAAとは必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンの分岐鎖アミノ酸の総称です。
疲労予防・回復作用がある事で知られている、アスリートが最も注目する筋肉組織の主成分となる栄養素です。

ギャバ

ギャバ（GABA）とはγ-アミノ酪酸と言われる非必須アミノ酸のひとつです。
ストレス抑制作用がある事で注目されている成分ですが、血圧上昇抑制作用もあることから、高血圧から起こる脳卒中等の予防にも効果がある事が知られています。
モリンガにはギャバ含有量で有名な発芽玄米の100倍含まれています。

ファイトケミカル

「ファイトケミカル」のファイトはギリシャ語で植物の意味で、植物が紫外線や虫等から身を守る為に作りだした物質です。
緑黄色野菜等の色素や香り成分に多く含まれています。
活性酸素を取り去る抗酸化作用や免疫力増進作用等があり、健康維持・改善に役立つと事が知られています。
酸化は、色々な病気や老化の原因とされ、がんや認知症、生活習慣病とも密接な因果関係がある事が分かっています。
これらの疾患に対してビタミンやミネラルと共に、ファイトケミカルを上手に摂り入れる事で、予防や改善に役立つと期待されています。

ポリフェノール

赤ワインに含まれている事で話題になったポリフェノールも、ファイトケミカルのひとつです。
モリンガには赤ワインの30倍も含まれていて、青汁や黒酢等とは全く比較にならない程です。

その他ファイトケミカル

モリンガにはポリフェノール以外にも、下記のようなファイトケミカルが含まれます。

クルセチン：抗酸化作用
β-シトステロール：コロステロール抑制作用
カフェオイルキナ酸：抗酸化作用・免疫力増進作用
ゼアチン：老化防止作用
ケンフェロール：細胞活性作用

食物繊維

モリンガにはレタスの28倍の食物繊維が含まれています。
豊富な食物繊維は善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌の餌となり、善玉菌を増やし、腸内環境を整えるのに重要な役割を果たします。
善玉菌の減少は加齢と食習慣に影響され、腸内に老廃物が貯まる事で臭いガスを発生させ、色々な病気を引き起こす原因となります。
下記の様な事が気になりだしたら、善玉菌減少のサインかもしれません。

便やオナラが臭う
便秘や下痢
ニキビや吹き出物といった肌荒れ
体臭、口臭
倦怠感や疲労、風邪や口内炎